お焼香について
お焼香の回数についてお話をさせていただきます。
喪主様やご家族は、菩提寺さんの宗旨に合わせた回数でお焼香していただく
ことが望ましと思います。
(お寺様は宗旨の決まりが絶対ですので、お焼香の回数は作法通りにされて
儀式を進行されます。)
一方ご「親戚」や、友人・知人など「一般会葬者」としてお焼香をする際には
どのようにお参りすればよいでしょうか。
「信教」は自由ですのでご自分の信じる宗教・宗旨にのっとってお焼香をして
いただいてよいと思います。
そのため仏教徒でないのでお焼香はしないで合掌だけをする。
またはお焼香・合掌をせずに拝礼(お辞儀をする)だけをするなどのことも
許容されると思います。
会葬されるキリスト教徒の方やイスラム教徒の方もお焼香をされることが
あります。 亡くなった方やご家族への敬意をはらってされるようです。
(ただし逆の場合は「一神教」のご葬儀ですので参列等に難しいことがあります。)
お焼香をされる方でも「数珠」をお持ちでないことはよく見かけます。
また、多くの「一般会葬者」が参列されるご葬儀では、葬儀社側から
「お焼香はお心を込めて一回」でお願いしますとご案内することが
あります。 これはまことに失礼なことですが、ご葬儀を時間内に滞りなく
運営(執行)するために敢えてしております。 その際はどうぞご容赦ください。
それでは、代表的な仏教宗旨ごとのお焼香の回数をご説明いたします。
〇天台宗 通常1回、もしくは3回
〇真言宗 3回
〇臨済宗 1回
〇曹洞宗 2回(1回目は額におしいただき、2回目はおしいただかず焼香)
〇浄土宗 1回もしくは2回
〇浄土真宗 本願寺派(お西)1回
〇真宗 大谷派(お東)2回)
〇日蓮宗 1回もしくは3回
現代マナーではすべてお焼香の際は、額におしいただいてから
することとしている本もありますが、女性の方への見た目を重視した
現代作法と思われます。
以上がお焼香の回数となります。
ご不明な点がありましたら「アスカセレモニー」へご連絡ください。