献花について
訃報は思いもしないときに受けることがあります。
そしてその方のご葬儀は故人様あるいはご家族の信奉している宗教、宗旨、
形式に則っておこなわれると思われます。
ご自分がそのご葬儀に参列することになった場合には、その方のご葬儀が
どのような宗教、宗旨、形式でおこなわれるのか気にされることとおもいます。
「お葬式(葬儀式)」なので決まった儀式・作法があります。たとえば、仏式の「焼香」、
神式の「玉串奉奠」、キリスト教や「無宗教」の「献花」などです。
「儀式」なのでそれぞれに作法(仕方・やり方)があります。
このなかで「献花」は無宗教のほかに、団体葬(国葬、社葬、学校葬、
お別れ会など)で特定の宗教色を感じさせないためにおこなわれます。
また法事などで焼香やお線香など煙と匂いのでる儀式・作法ができない施設を
(レストラン、貸しホール、ホテルなど)利用する場合は、住職(司式者)も
献花で儀式・作法をすることになります。
(もっとも住職にはたいへんな違和感があると思います。)
この献花の一般的作法について要約します。
① ご遺族に一礼します。
② 献花のための花を一輪受け取ります。
このとき花が右側に、茎元が左側になるように両手で花を持ちます。
③ 献花台の前に進み祭壇の遺影を見て一礼します。
④ 時計回りに90度回して花を自分側、茎を祭壇側になるようにします。
⑤ 献花台に花を供え少し下がります。
⑥ 一礼した後、「司式者」とご遺族に一礼し自分の席に戻るか、退室します。
実際にしてみると難しいことはありません。また多少違っていても問題ありません。
故人様への感謝とやすらかなるご冥福(永眠)を祈念するお気持ちが大切です。
ご不明な点ございましたら「アスカセレモニー」へお問い合わせください。