棺について
「棺」といってイメージされるのはどのようなものでしょうか。
ご葬儀のご経験のあるかたでしたら、木製の棺をおもいおこされるかもしれません。
または、白や淡いブルー・ピンクなどのいわゆる「布張り棺」をご覧になられたことが
あるかもしれません。これは木製の棺に装飾の布を張ったものです。数種類のお色から
お選びいただけるため、また花祭壇にはきれいに見えるため好まれております。
企業の創業者や旧家の方のご家族が、「檜(ひのき)」でないと故人の生前の頑張りに対して
申し訳が立たないと300万円の受注生産の一枚板の柩を頼まれることもありました。
ご火葬の所要時間も通常より30分以上余分にかかるため
全てに余裕がない方には向きません。
現在でもお柩は、「桐(きり)」製が主流になっています。
火葬が前提になっているため、無垢材ではなく「中空構造」です。
また一枚板を使用しているものは特別な場合以外ありません。
エコの時代にあった棺もあります。
「段ボール」等で作られた「エコ棺」があります。使用されるとカーボンオフセット証明書が
発行されます。
ただ実際には需要がありません。価格が高めのことと段ボール製というとことに
選ばれない理由がありそうです。
棺の一般的なサイズは、長さ約1800mm、幅約450mm、高さ約400mmから
あります。 このサイズは業界用語で今でも「6尺棺」と呼ばれています。
またパソコンに「ひつぎ」と入力すると「棺」と「柩」が選択できますが、
業界用語で、「柩」は故人様が納められた棺のことをさします。
いわゆる霊柩車の「柩」です。
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