葬儀の生花について
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一輪咲きの「白菊」は葬儀の花とのイメージがあります。
そのため現在はプレゼントの花束に白菊は使いません。
使ってはいけないという決まりがあるわけではありませんが
一般的に「仏花(仏事の花)」とされています。 多くの寺院では
日常的に白菊やシキミがご本尊様(仏像)にささげられています。
正月やお祝い事でも黄菊や松、千両と合わせて使用しています。
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菊は花もちがよく、茎が真っ直ぐに伸びるために高さをあわせる
などのアレンジや制作がしやすく、また見た目も
整然としていて格式を感じさせるため葬儀の「生花祭壇」や
名義札を立てた葬儀の生花(供花)に使われています。
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「菊華は人をして寿せしむ」と古来よりいわれており、
花言葉にも「高貴」、「清浄」、「浄化」などがあります。
菊栽培農家さんでは「白菊」の仏花としてのイメージを
花言葉のように変えていきたいようです。
菊としての強い香も品種改良でかなり抑えられています。
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色菊や洋菊は人気があるため種類も多いです。
プレゼントの花束や和風のアレンジメントとしても使われます。
花屋さんでは「菊」ではなく「マム」と商品名が書かれていることが
多くなりました。
外国のお客さまには、色菊を入れたアレンジメントはオリエンタルな
趣を感じられるようで好まれているようです。
秋の菊花展などで見かける丹精込めて育てられた大輪の菊などは、
豪華で典雅なイメージがあります。
そのような大輪の菊を葬儀の時に使用できれば素晴らしいのですが
数もそろわず、価格も高価になるためできません。
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